ヤマハのトリシティ155、あの未来的な3輪デザイン、かっこいいですよね。LMW(リーニング・マルチ・ホイール)技術っていう前2輪のシステムが、いかにも安定性が高そうで「これなら雨の日も安心かも!」「立ちゴケしなさそう」と思って購入を検討する人、多いと思います。
でも、同時に「トリシティ155 後悔」と検索している方も少なくないんですよね。かくいう私も、購入寸前まで行って真剣に悩んだクチです。実は、その独特な構造ゆえの「重さ」や、走行中の安定性とは裏腹に、停止時にちょっと怖い「立ちゴケ」のリスク、思ったより伸びない「高速」性能、そして街乗りで致命的な「すり抜け」の難しさなど、購入前に知っておかないと「こんなはずじゃなかった…」となりかねない、結構シビアな現実があるのも事実です。
特に「高速道路も走れるからツーリングも快適そう」と期待していると、シートの硬さや独特の重さが原因で「ツーリングがつらい」と感じてしまうケースも少なくありません。
ライバルのNMAXと比べてどうなのか、意外とかかる「維持費」や「タイヤ交換」費用、カタログスペックだけでは分からない「足つき」の本当のところなど、気になる点は山積みですよね。
この記事では、トリシティ155で後悔しがちなポイントを、元購入検討者として、そして多くのオーナーさんの声をリサーチした上で、正直に、深く掘り下げてまとめます。そして、もし今まさに後悔していて「最近、乗らなくなったな…」と感じているなら、「売却」してスッキリするのも賢い選択肢のひとつだよ、という話をします。気になる「買取相場」や、どうせなら1円でも高く売るためのコツも紹介するので、ぜひあなたのバイクライフの参考にしてみてください。
- トリシティ155で後悔しがちな5つの具体的理由
- 競合のNMAXやPCXとの決定的な違いと選び方
- 「3本」だけじゃない、タイヤ交換や維持費のリアルな話
- 「後悔」を手放すための「売却」という選択肢とその具体的なコツ
トリシティ155で後悔する5つの理由
トリシティ155の最大の特徴である「前2輪」。これが圧倒的な走行安定性を生む最大の武器なんですが、同時に、私たちが慣れ親しんだ「二輪車」の常識が通じない、いくつかの無視できないデメリットも生んでいます。まずは「後悔」の声としてよく聞かれる、5つの大きな理由を、それぞれ深く掘り下げて見ていきましょう。
172kgの重さと立ちゴケの危険

購入を検討するなら、まず、この数値と向き合う必要があります。それは「車重」です。トリシティ155の車両重量は、なんと172kg。これ、155ccクラスとしては「かなり重い」というか、ハッキリ言って「異次元の重さ」ですよね。
どれくらい重いかというと、同クラスのライバルたちと比較すると一目瞭然です。
| 車種 | 車両重量 | トリシティ155との差 |
|---|---|---|
| ヤマハ トリシティ155 | 172kg | – |
| ホンダ PCX160 | 132kg | -40kg |
| ヤマハ NMAX155 | 131kg | -41kg |
見ての通り、ライバルたちと比べて約40kgも重いんです。この172kgという重さは、もはや250ccクラスのスポーツバイク(例えばヤマハ YZF-R25が170kg)に匹敵します。155ccの手軽さを期待していると、まずこの数字に面食らうことになります。
「でも、走行中は安定して最高なんでしょ?」その通りなんです。走行中の安定感は、この重さも相まって素晴らしいものがあります。しかし、この重さが牙を剥くのが「停まっている時」と「時速数キロの極低速時」なんです。
高重心が「重さ」を倍増させる
さらに問題を深刻にしているのが、その「重心の高さ」。トリシティ155は、複雑なLMW機構(前2輪のサスペンションやリンク類)がフロントの高い位置に集中しています。つまり、「重いうえに高重心」という、取り回しにとっては最悪のコンビネーションなんです。
これが何を意味するかというと…そう、日常の「取り回し」と「小回り」がめちゃくちゃ大変、ということです。ガレージからの出し入れ、狭い駐輪場での切り返し、ちょっとした傾斜地での方向転換…。エンジンを止めて押して歩く全てのシチュエーションで、この172kg+高重心がズッシリと腕にのしかかります。
最大の「後悔」ポイント:安定性とのギャップが生む「立ちゴケ」
「3輪だからコケない」これは、トリシティ155において最も危険な誤解です。走行中のコーナリングや雨天時の安定性はピカイチですが、それはあくまで「走行時」の話。
オーナーさんの悲痛な叫びとして、「小回りしようとしたら立ちゴケした」「安定してるはずのバイクでコケて泣いた」という報告が少なくありません。駐車場での切り返しや、Uターンしようとハンドルを大きく切った瞬間に、高重心な172kgの車体がグラッと傾く。それを支えきれずに、そのまま「ガシャーン…」と。
この、「走行時の絶対的な安定感」と「停車時の意外な不安定さ」という強烈なギャップこそが、最大の「後悔」ポイントになるかもしれません。体格や腕力に自信がない方は、購入前に必ず実車にまたがり、エンジンを切った状態で押し引きしてみることを強く推奨します。
高速巡航は80kmが限界?

125ccモデルと違い、155ccは「高速道路を走行できる」ことが法的なメリットです。通勤・通学で自動車専用道やバイパスを使う人には、この上ない魅力に映りますよね。
ただし、ここにも「期待と現実」のギャップがあります。「高速に乗れる」ことと「高速で快適に巡航できる」ことは、残念ながらイコールではありません。
多くのオーナーさんの声を集約すると、「100km/h巡航はエンジンが常に高回転で唸っていて、振動も多くて辛い」「精神的な余裕をもって快適に走れるのは、やっぱり80km〜90km/hキープかな」という意見が目立ちます。
とはいえ、「本当にツーリングは無理なのか?」「シートが硬い問題はどうすれば?」と気になる方も多いはずです。
トリシティ155でのツーリングが「つらい」と言われる具体的な理由と、その解決策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
172kgの車重と空気抵抗という「重荷」
理由はシンプルです。やはり、あの172kgの車重。さらに、フロント2輪がもたらす幅広な車体が生み出す「大きな空気抵抗」。この二重の「重荷」を、155ccという限られた排気量のエンジンで処理しなければなりません。
結果として、100km/hでの巡航自体は可能でも、エンジンは常に「いっぱいいっぱい」な感じになります。ライダーにとっては、振動、騒音、そして「まだ余裕がある」とは言えない感覚が、長距離になるほど精神的な疲労として蓄積していきます。
長距離ツーリングより「区間ワープ」向き
もしあなたが「155ccだから高速OK!これで長距離ツーリング行くぞ!」と期待していると、「あれ?こんなもんか…」と後悔する可能性が高いです。一部のオーナーからは「シートが硬くて100km超えるとお尻が爆散する」なんていう生々しい声も…。
このバイクの高速性能は、長距離巡航用に最適化されているわけではありません。どちらかというと、通勤・通学路にある高速道路やバイパスの「特定区間」を、80km/h〜90km/hくらいで短時間「ワープ」する。そういう使い方が、このバイクの性能と特性に一番合っているかなと思います。
すり抜けできない物理的な幅
スクーター、特に都市部でコミューターとして乗るなら「すり抜け」による時間短縮効果を期待しますよね。渋滞の列を横目にスイスイ〜っと…。
ごめんなさい、トリシティ155でその期待は、ほぼ裏切られると思ってください。
理由は言うまでもなく、あの前2輪の構造です。当然ですが、フロントまわりの物理的な幅が、一般的な二輪車よりかなり広くなります。
「ミラー幅は普通のビッグスクーターと同じくらいでしょ?」と思うかもしれませんが、問題はそこじゃないんです。ミラーはすり抜けられても、ハンドル下のカウル部分、つまり一番幅が広い部分が、車のミラーやボディに接触するリスクが非常に高いのです。
「絶対無理!」とは言いません。実際に試みたオーナーさんからは「行けるかと思ったけど、際どくてめちゃくちゃ怖い」「精神的に疲れるから、もうやめた」という声が多数。常に「当たるかも…」というストレスに晒されながらのすり抜けは、もはや「快適な移動」とは言えませんよね。
通勤・通学の時間短縮の「切り札」として、すり抜け性能を最重要視するのであれば、トリシティ155は選ばない方が、間違いなく後悔しないと思います。
NMAXに劣る軽快さと加速
購入時に最後まで悩む比較対象として、同じヤマハの155ccスクーター「NMAX155」があります。私もこの2台で本当に悩みました。
実際にトリシティ155からNMAX155に乗り換えた人の感想が非常に象徴的で、「NMAXはとにかく軽い!」「ヒラヒラ曲がれて軽快!まるで自転車みたいだ」と、その運動性能の違いに感動するそうです。この感想が、裏を返せばトリシティがいかに「重くて」「安定志向」なのかを雄弁に物語っていますよね。
もちろん、これはトリシティの欠陥というわけではなく、明確な「設計思想の違い」です。
あなたは「安定」と「軽快」のどちらにお金を払いますか?
- トリシティ155: 走行安定性、安全性を最優先。雨の日、荒れた路面での安心感は唯一無二。その代わり、加速性能や俊敏性は(NMAXと比べれば)犠牲にされています。
- NMAX155: 軽さ、俊敏性、スポーティーな走行性能を優先。伝統的な二輪スクーターの楽しさ、キビキビ感を体現しています。
信号ダッシュの速さ(ゼロ発進の加速感)や、街中をキビキビと縫うように走る「軽快さ」をスクーターに第一に求めるなら、NMAX155やPCX160を選んだ方が、きっと満足度は高いと思います。トリシティは「安定性」にステータスを全振りしたバイクであり、「街乗り最速」を目指すバイクじゃないんですよね。
悪い足つきと取り回しの難易度

「足つき」に関しても、カタログのシート高スペックだけでは分からない、トリシティ155特有の奥深い問題があります。
シート高自体が特別高いわけではなく、身長180cmくらいの方なら「NMAXよりベタ足だった」という報告もあります。だから「足つきは良好」と判断されがちなんですが…。
じゃあ何が問題かというと、このレポートで何度も繰り返しているように、「足が着いてから」が本番なんです。
さっきも触れましたが、このバイクは172kgの高重心な車体。本当の問題は「足が地面に届くか(=足つき性)」ではなく、「地面に着いたその足で、傾きかけた車体を確実に支えきれるか(=足支え性)」なんです。
社外品でローダウンシートが売られているのも、単に足つきを良くするというより、「あと15mmでもいいから車高を下げて膝の曲がりに余裕を持たせ、足裏の接地面積を最大化して、踏ん張りを効きやすくしたい」という、あの恐ろしい「立ちゴケ」リスクを少しでも低減したいライダーの、切実な安全対策のニーズがあるからだと私は分析しています。
「3輪だから安定してそうだし大丈夫」と安易に考えず、特に小柄な方やバイク初心者の方は、必ず実車でまたがり、平坦な場所だけでなく、少し傾斜のある場所で車体を左右に傾けてみて、ご自身の足で確実に支えられる重さかどうかを厳しく確認してください。
トリシティ155の後悔は売却で解消
ここまで読んで「うわ、後悔ポイント、全部当てはまるかも…」「買う前に知りたかった…」と、すでにトリシティ155で後悔の念を抱いている方もいるかもしれません。でも、落ち込まないでください。その「後悔」、バイクを売却することでスッキリ解消できるかもしれませんよ。ここでは、売却を考える背中を押す現実的な理由と、どうせなら賢く手放すための具体的なコツを紹介しますね。
タイヤ交換など維持費の高さ

購入後の「後悔」として、じわじわと、しかし確実に家計に響いてくるのが「維持費」です。トリシティ155は、その特殊な3輪構造ゆえに、二輪車とは比較にならない特有の維持費の問題が存在します。
最大の懸念点は、やっぱり「タイヤ交換」ですよね。
当たり前ですが、タイヤが3本必要です。単純計算で、部品代が普通のバイクの1.5倍。これだけでもかなりの出費ですが、悲しいことに、問題はそれだけじゃないんです。
恐怖!維持費の「三重苦」
トリシティのタイヤ交換には、部品代以外にも覚悟すべきコストがあります。
- 部品代(タイヤ本体): 当然ですが、3本分かかります。
- 交換工賃(技術料): フロント2輪のLMW機構は構造が複雑です。そのため、交換作業に手間と時間がかかり、二輪車のタイヤ交換に比べて工賃が割高に設定されているバイクショップが多いです。
- 処分費(廃タイヤ代): もちろん、古いタイヤの処分費もきっちり3本分必要です。
「部品代が1.5倍」だけを想定していると、レジで請求書を見て「えっ!?」と後悔することになりかねません。
タイヤ・ベルト交換の費用実例
参考までに、ある整備工場の作業実績(部品オーナー持ち込み)の例を見てみましょう。これは部品代(タイヤ本体、ドライブベルト)が含まれていない、純粋な「工賃+処分費」であることに最大限ご注意ください。
| 項目 | 数量 | 金額(税抜) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 3輪バイク持込タイヤ交換(前後) | 1.0 | 10,000円 | 工賃 |
| 持込ドライブベルト交換 | 1.0 | 5,000円 | 工賃 |
| 廃タイヤ | 3.0 | 750円 | 処分費 (250円/本) |
| 小計 (課税) | 15,750円 | ||
| 消費税 | 1,260円 | ||
| 費用総額(税込) | 17,010円 | 部品代含まず |
(※上記はあくまで一例です。実際の費用は、作業を依頼するお近くのバイクショップや整備工場に必ず事前にご確認ください。)
このランニングコストの高さが、所有し続けることへの「後悔」につながるケースは少なくありません。
乗らなくなったバイクの価値
「重くて取り回しが面倒だから、ガレージから出すのが億劫…」
「すり抜けできなくて、結局通勤で時間がかかるから乗らなくなった…」
そんな理由で、あなたのトリシティ155がガレージや駐輪場のオブジェになっていませんか?
バイクって、乗ってこそ価値があるもの。そして、悲しい現実ですが、バイクは乗らなくても価値が下がり続ける資産でもあります。
乗らなくても、毎年「軽自動車税」はかかりますし、「自賠責保険」や「任意保険」の費用も発生します。動かさなければバッテリーは上がり、ガソリンは腐り、タイヤもひび割れて劣化します。そして何より、時間が経てば経つほどモデルは古くなり、走行距離が伸びなくても、買取相場は容赦なく下がっていく一方です。
「後悔してるな…」と感じながら持ち続けるストレスと、日々目減りしていく資産価値。これを天秤にかけたとき、「乗らなくなった今が、一番高く売れる瞬間だ」と考えて、スパッと売却するのも、非常に合理的で賢い選択だと私は思います。
買取相場はいくら?

「じゃあ、ウチのトリシティは一体いくらになるの?」と、具体的な金額が気になりますよね。
バイクの買取相場は、非常に流動的です。年式、走行距離、車体の状態(キズ、サビ、カウルの割れ)、そして重要なのが「リコールの対応状況」などで、査定額は大きく変動します。
特にトリシティ155には、安全性に関わる重要なリコールが過去に出ています。
必ず確認!主なリコール・サービスキャンペーン履歴
あなたの愛車が対象かどうか、車台番号で確認しておくことを強く推奨します。
- 2018年リコール (対象型式: 2BK-SG37Jなど) ラジエターホースやブリーザーホースの耐久性不足。最悪の場合、ホースが亀裂して冷却水が漏れ、エンジンのオーバーヒートや焼き付きに直結する可能性があります。これは査定時にも最重要視されるチェック項目です。
- 2023年サービスキャンペーン (対象型式: 8BK-SG79Jなど) CCU(コミュニケーションコントロールユニット)の不具合。
(出典:ヤマハ発動機株式会社「リコール・サービスキャンペーン情報」)
これら、特に2018年の重大なリコールが未対応のままだと、査定額に大きく響く(あるいは買取を拒否される)可能性があります。中古車として購入した方や、ご自身で対応したか覚えていない方は、ヤマハの公式サイトや販売店で、ご自身の車台番号が対策済みか必ず確認しておきましょう。
相場は日々変動するので「ズバリいくら」とは言えませんが、複数の買取業者に一括で査定を依頼するのが、今のあなたの愛車の「本当の最高額」を知る、唯一かつ最良の方法ですね。
高価売却の3つのコツ
どうせ売るなら、1円でも高く、気持ちよく手放したいのが人情ですよね。私がいつも友人や家族にアドバイスしている、高価売却のための(そして査定士にナメられないための)3つのコツを紹介します。
1. 見た目をキレイにする(洗車と簡単なサビ取り)
これは基本中の基本です。査定士も人間です。ホコリまみれでドロドロのバイクより、ピカピカに磨き上げられたバイクの方が「あ、このオーナーさんは大事に乗られてきたんだな」と好印象を持ちます。その「印象点」が、査定額にプラスされることも普通にあります。
プロのクリーニングは不要ですが、感謝を込めて洗車し、カウルやホイールを拭き上げ、見える範囲のメッキパーツのサビを軽く磨いておく。これだけでOKです。「少しでも高く売りたい」というあなたの真剣な姿勢が伝わることが大事なんです。
2. 純正パーツを揃えておく
もしマフラーやミラー、シートなどを社外品にカスタムしている場合、必ず取り外した純正パーツも一緒に用意しておきましょう。中古バイク市場では、基本的に「フルノーマル(工場出荷時)」の状態が一番高く評価され、再販しやすいからです。
「純正パーツもあります」と一言添えるだけで、査定士の評価はグッと上がります。カスタムパーツ代を取り戻そうと期待するより、「純正パーツが揃っていること」で減額を防ぐ、という考え方が重要ですね。
3. 複数の業者で「一括査定」する
これが一番、そして圧倒的に重要です。絶対に、1社だけの査定で即決しないでください。
なぜなら、A社は「正直、トリシティは今在庫が多くて…5万円ですね」と言ったのに、B社は「ちょうど探してたんです!10万円出します」、C社は「B社が10万ならウチは12万円で!」なんてことが、本当に、日常茶飯事に起こるからです。
業者によって「今すぐ欲しい車種(得意な販売ルートがある)」「在庫がダブついている車種」が全く違います。だから、査定額に大きな差が出るのは当然なんです。
今はネットで簡単に、無料で複数社に一括査定を申し込めるサービスがたくさんあります。手間を惜しまず、必ず複数の業者を「競わせる」こと。これが、あなたのトリシティ155の最高額を引き出す最大のコツですね。
査定を申し込む際の注意点
一括査定を申し込むと、複数の業者から一斉に電話がかかってくることがあります。それがちょっと面倒くさい、と感じる方は、1社ずつ地道に申し込むか、評判の良い大手の買取業者に絞って2〜3社に依頼するのも手です。
いずれにせよ、最終的な売却の判断は、ご自身の責任において、提示された金額や契約内容(名義変更はいつまでにしてくれるか、など)をよく確認してから行ってくださいね。不明な点があれば、契約書にサインする前に、必ず専門家にご相談ください。
トリシティ155の後悔は賢く解消

トリシティ155は、間違いなく革新的なバイクです。雨の日や荒れた路面、マンホールの上など、二輪車ならヒヤッとする場面での「絶対的な安定性」という、他のどのバイクにも代えがたい強力な魅力を持っています。
その唯一無二のメリットが、この記事で挙げてきた「重さ」「取り回しの悪さ」「維持費の高さ」といった明確なデメリットを上回る人にとっては、最高の相棒であり続けます。毎日バイパスを使って通勤する人、雨でも絶対にバイクに乗る必要がある人にとっては、これ以上の選択肢はないかもしれません。
でも、もしあなたが「トリシティ155 後悔」というキーワードでこの記事にたどり着き、そのデメリットの方が大きく感じて、「乗るのが億劫だな…」「ガレージのオブジェになってるな…」と思っているなら。
そのバイクライフは、ちょっともったいないかもしれません。
バイクは我慢して乗るものじゃなく、心から「乗りたい!」と思って楽しむためのものですからね。
価値がこれ以上下がり続けてしまう前に、「今の愛車の本当の価値」を一度確かめてみる。それも、抱えてしまった「後悔」をスッキリと解消し、次の新しい、もっと楽しいバイクライフへと踏み出すための、とても賢い選択肢の一つだと私は思いますよ。